手足情

　TSUTAYAでやっている旧盤CD10枚1kキャンペーン利用しようとして、結局借りなかったというお話。
だって借りたいタイトルが10枚無いんだもの。
借りたかったのが30年位前のアルバムだから当然かという諦観と、あのレベルのアーティストでも置いていないのかという訳の分からない怒りが渾然としております。
借り手がいない、限られたスペースには動かないCDは置けない、正当な理由付けがされた結果なんだろうけれど、誰も借りていない某AKBグループのCDは結構なスペース確保されていたりするんですが。

　あと気になったのが、偶に置いてアーティストでもベストアルバムしか置かれていない事。私が真摯にポピュラー音楽聴いていた頃は、世界観を表現するのがアルバムだと理解していたし、実際に始めから通して聴くとその世界に浸れる（と思わされた）アルバムが多かった。
ベストアルバムなんてなんだよ、と刷り込まれている訳ですよ。
今回借りたくても置いていなかったCDは、ベストアルバムとは対局にあるような作品ばかりだったのも良く無かったのかな。

　でも現実的に売れているのはベストアルバムで、世界観重視して新曲のシングルも切らなかったももクロの新しいアルバム2枚は期待されたほどには売れなかった。
キャッチーで引っかかった曲を配信で購入したり、どっかで無料DLするのが当たり前の時代に、頭から全部通して聴きたいなんて年寄りの繰り言と思われているんだろうか。

　とは言え、このところ一番気になっているのは倅の進路。
事前に一切の相談も無く、内々定をお断りして別の方向に進路を切り始めているのをつい最近知った。困惑しております。