今日読み終えた本 0804022008/04/02 22:21

 「手紙」 東野圭吾

 敢えて書くことは無いくらい知られた本なんで、何も言う事はありません。
ハンドルネームが出てくるのがあれだけど。

 ある意味、東野版「罪と罰」なんだろう。
在籍した高校では年に一度、観劇させられて、一年坊主の時に観たのがドフトエフスキーの「罪と罰」だった。
忘れてしまったけれど、なんか有名な劇団が演じたそうで、みんな出だしから引き込まれてしまい、最後まで騒ぐ奴がいなかった。
熱が入った演技と物語の素晴らしさに感激してしまい、その帰りに本屋に寄り、岩波文庫版を手にして帰宅した。
三年の時には、一部の馬鹿が幕開けで騒いだせいで、俳優の意気が途端に下がったのが目に見えて判り、馬鹿共に本当に腹がたった。

 あれから罪ばかり犯してきた現在の自分が、あの「罪と罰」を観たら、同じように感激できるんだろうか。
などと、本題とは関係ないことを考えさせられた本でした。

今日読み終えた本 0803302008/03/30 22:38

 「臨場」 横山秀夫

 検視官が事件を解決する物語が数編載っている。
石ノ森章太郎が「おみやさん」という漫画を書いていたけれど、設定は似ているかも知れない。女性鑑識課員や署長の娘とか家政婦は出てこないけれどね。

 最近、私が読んだ作家達が同じ設定で書いたと想像できる作品よりも、もう少し泥臭さを感じる作品になっていて、そこがとても好きです。
 
 主人公が、自分の命を削りながら検視に臨んでいる事を、描いて物語は終わるのだけど、続編を読んでみたいと思いました。

今日読み終えた本 0803292008/03/29 23:04

 「今夜も月は血の色」 風間一輝

 未完の遺作です。
物語半ば前というか、全体像も窺えず、悪徳探偵室井の名前が登場して、話が盛り上がる前に途切れていて、とても残念です。

 この作者の本はこれで読破ですね。最近流行らない、旧いタイプのハードボイルドな男が活躍する物語ばかりだったけれど、まあ面白かったです。
一番好きな作品は何だと問われれば、やはり「男たち北へ」ですね。

 成長した少年が活躍する物語は期待はずれだったけど。

再開するつもりだったけれど2008/03/27 21:45

 思うところがあり、他で更新していたblogを閉めた。 アサブロのアカウントが生きているようなので、こちらを心機一転再開すれば良いかと考えていて2年3ヶ月ぶりに戻ってみたけれど、相変わらず使いにくいままですね。

特に1記事/1画像の規制は、今時どうかと思う

 まあ、しばらく使ってみて、また諦めて移転するんだろうか。


 今日読んだ記録

 「今夜も月は血の色」 風間一輝  ~P73

 「逆説の日本史 巻14」 井沢元彦 ~P147

 数年ぶりにwikiスタイルを使ってみたけれど、すっかり忘れてますね。